
“ただいま”

“母さん、いちおう避難荷物まとめて。僕も今からまとめるから” ”うん”

“避難するとなると (モノローグ)”

“今の服装じゃ絶対に無理。 すでにかなり寒い(モノローグ)”

“何としても このドアを開ける必要がある (モノローグ)”

” しかしびくともしない (モノローグ)”

“あ!(気付き)”

“何かで背中でドアをこじ開けるシーンがあったな(モノローグ)”

“では早速”

“オラァ(かけ声)”

“ドアが少し動いた”

“でも、これ以上は開かない(モノローグ)”

“こっちの部屋もひどい状態だ。立って歩けない(モノローグ)”

“中に入っている時に余震来ないでくれ(モノローグ)”

“無言”

“もう少し”

“くっ”

“脱出! よし冬服ゲット”

“寒がりなのでヒートテックのシャツを2枚重ね。 ボクサーパンツの上にヒートテックのタイツ。”

“タートルネックのセーター。そしてパーカー。こういう時は生地が丈夫なジーンズかな?”

“防寒と頭の保護にニットキャップ。さらにマフラー。何と言ってもダウンジャケット。そして手袋。”

“おー 暖かくなった” しかしこの服装は正解ではなかった。

“次は持ち出し荷物を準備しよう”

“しかしこの状態では荷物をまとめるのも大変だ”

“荷物を探してまとめるのに大苦戦”

“そういえば”

“納戸の中はどうなっているかな?”

“うん?”(ドアに重み)

“まずい!(モノローグ)”

(慌ててドアを閉める)

“とりあえず崩れてきた荷物を押し返して終了”

“持ち出し荷物準備完了”

つづく