#10:その日の終わりに

僕の大震災10話コマ01

(アラーム音) ”緊急地震速報です”

僕の大震災10話コマ02

(地震)(悲鳴)(鳴き声)

僕の大震災10話コマ03

“余震が続く”

僕の大震災10話コマ04

“そして情報がない”

僕の大震災10話コマ05

携帯電話にTV機能があるが、電池を温存したいので使えない

僕の大震災10話コマ06

情報源は近くで音量の高いラジオ

僕の大震災10話コマ07

“こういう時はラジオが便利だな”

僕の大震災10話コマ08

“そろそろ横になるか”

僕の大震災10話コマ09

“…”

僕の大震災10話コマ10

“寒い!”

僕の大震災10話コマ11

体育館の床に寝るのはとても寒い! 背中から体温が全部奪われる
(足は伸ばせず)

僕の大震災10話コマ12

“もともと僕は寒がりなので非常につらい”

僕の大震災10話コマ13

“余震!?”

僕の大震災10話コマ14

“自分の鼓動か!”

僕の大震災10話コマ15

“もしかして全部夢か?”

僕の大震災10話コマ16

“そんなわけないか”

僕の大震災10話コマ17

“志津川では病院の3階まで津波が到達しました”(ラジオ)

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僕の大震災10話コマ18

“津波が3階まで? 何が起きているんだ? ここも酷いが他の場所も酷いのか?”

僕の大震災10話コマ19

“もう日本沈没だ”

僕の大震災10話コマ20

“さすがに日本沈没はないだろう。 しかし人生が終わる可能性はあるかも?”

僕の大震災10話コマ21

僕は情報から遮断され色々なことを考えた…

僕の大震災10話コマ22

僕はこれまでの人生を振り返った…

僕の大震災10話コマ23

“けっこう頑張った。 いろいろな経験をした。 いろいろな場所に行った。”

僕の大震災10話コマ24

“そして、いろいろな人に出会った。 みんな無事だといいな”

僕の大震災10話コマ25

“そして…もう少しで夢に手が届いたかな? 昼間はその作業をしていたのに。 何が起きるか分からないものだ”

僕の大震災10話コマ26

“良い人生だった”
僕の人生(完)

僕の大震災10話コマ27

(騒音)

僕の大震災10話コマ28

“子供が泣くのは仕方ない。 大人でも厳しい状況だ。 赤ちゃんの泣き声には生命力を感じる。”

僕の大震災10話コマ29

“そろそろ眠る時間か? まったく静かにならないけど”

僕の大震災10話コマ30

“…”

僕の大震災10話コマ31

“寒くて眠れない”

僕の大震災10話コマ32

“眠れなくてもいいか”

僕の大震災10話コマ33

“さて、人生がここで終わりでないとして、これからどうしよう?”

僕の大震災10話コマ34

“PC関連は壊れたかも。 これは厳しい”

僕の大震災10話コマ35

“家も持ち物もめちゃくちゃ。 考えると気が遠くなる”

僕の大震災10話コマ36

“…”

僕の大震災10話コマ37

“でも意外に前向きな気分だ。もともと大して何も持ってないし”

僕の大震災10話コマ38

“命があって良かった。それにアイデアはすべて頭の中にある”

僕の大震災10話コマ39

“…”

僕の大震災10話コマ40

”できるだけ早く復帰してみせる!”

僕の大震災10話コマ41

状況は最悪だったが、全てがリセットされたような気分もあった

僕の大震災10話コマ42

そして基本的に前向きな性格も奏功した

僕の大震災10話コマ43

しかし、ここから長い闘いが始まることになる

僕の大震災10話コマ44

つづく

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